2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦
SUPERBIKE RACE IN SUGO
宮城県・スポーツランドSUGO(1周=3.7375km)
2019年5月25日(土)予選・レース1 天候:晴れ コース:ドライ
26日(日)決勝・レース2 天候:晴れ コース:ドライ
観客動員数:7,750人(2日間合計)
・JSB1000クラス
TEAM:Team HRC
RIDER:#13 高橋巧選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選RACE 1 P.P.(タイム:1分25秒641) RACE 2 P.P.(タイム:1分25秒718)
決勝RACE 1:優勝 RACE 2:優勝
TEAM:MuSASHi RT HARC-PRO. Honda
RIDER:#634 水野涼選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選RACE 1 7番手(タイム:1分26秒682) RACE 2 6番手(タイム:1分26秒728)
決勝RACE 1:4位 RACE 2:4位
TEAM:au・テルルMotoUPレーシング
RIDER:#080 羽田太河選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選RACE 1 18番手(タイム:1分28秒808) RACE 2 17番手(タイム:1分28秒915)
決勝RACE 1:20位 RACE 2:15位
・J-GP2クラス
TEAM:SpeedHeart DOGFIGHTR YAMAHA
RIDER:#18豊島怜選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R6
予選:9番手(タイム:1分32秒109)
決勝 :7位
・J-GP3クラス
TEAM:Team Plusone+f
RIDER:#88福嶋佑斗選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:1分35秒395)
決勝 :4位
TEAM:TEAM SHOTA
RIDER:#14中山愛理選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:4番手(タイム:1分35秒682)
決勝 :6位
TEAM:犬の乳酸菌.jp/プリミティブR.T
RIDER:#18安村武志選手
MACHINE:PRCS PRCS3d
予選:9番手(タイム:1分36秒077)
決勝 :8位
TEAM:41PLANNING
RIDER:#20高杉奈緒子選手
MACHINE:KTM RC250R
予選:2番手(タイム:1分35秒454)
決勝 :9位
TEAM:41PLANNING
RIDER:#41宇井陽一選手
MACHINE:KTM RC250R
予選:NO TIME
決勝 :18位
TEAM:WJ-FACTORY
RIDER:#17太田虎之進選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:12番手(タイム:1分36秒643)
決勝 :19位
全日本ロードレース選手権第3戦が宮城県・スポーツランドSUGOで行われた。第2戦鈴鹿2&4レースで圧倒的な速さを見せたTeam HRCの高橋巧選手と絶対王者として君臨してきたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手との戦いが注目された。前戦では、ヤマハは事前テストを行っておらず、その差が出たと言う声もあったが、今回は、2週間前に事前テストがあっただけに、同じ条件でも速さを見せられるはずと高橋選手は静かな闘志を燃やしていた。MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの水野涼選手も調子を上げてきており表彰台を狙っていた。
レースウイークは、快晴に恵まれ、気温も上昇。湿度は低かったが日差しが強く、路面温度は夏並みに上がっていた。このコンディションに合わせてマシンをアジャスト。高橋選手は、金曜、そして土曜の公式予選とトップタイムをマーク。予選では、ただ一人1分25秒台に入れ文句なしのコースレコード更新だった。セカンドタイムもトップとなり、両レースでポールポジションを獲得した。
今回もJSB1000クラスは、2レース制となり、土曜日にレース1が行われた。高橋選手は、好スタートを切るとオープニングラップか一気にペースを上げて後続を引き離して行く。鈴鹿ラウンドの再現とも言える走りで独走体制を築いた高橋選手は、そのままトップでゴール。水野選手は渡辺一馬選手とのバトルを制して4位に入賞。羽田太河選手は、3周目に接触し転倒するアクシデントがあったものの、再スタートを切り20位でチェッカーフラッグを受けた。
日曜日は、さらに気温が上がり厳しい暑さとなった。高橋選手は、レース2でも好スタートを切りトップに立つと、ハイペースで周回し独走となる。しかしレース1ほどペースが上がらず、レース終盤は、中須賀選手の追撃を受ける。これを見た高橋選手も全力でペースを上げると接近を許さずポールtoウイン! 見事4連勝を飾った。序盤、2番手を走る健闘を見せていた水野選手は、単独4番手を走っていたが、渡辺一馬選手、渡辺一樹選手に追いつかれ三つ巴の4位争いとなった。このバトルは最終ラップまで続き、攻防を制した水野選手が4位でゴール。羽田選手は、15位でゴールしている。
J-GP3クラスは、福嶋佑斗選手が初ポールポジションを獲得。決勝でも期待されたが、レース序盤にペースを上げられず藤井選手と3位争いを展開。最終ラップのチェッカー寸前にかわされてしまい悔しい4位。開幕戦で2位表彰台に立った中山愛理選手は、追い上げのレースを見せ6位だった。
トラックの盗難で開幕戦に出ることができなかった宇井陽一選手は、クラウドファンディングで多くの支援を得て、今回のSUGOラウンドから復帰。事前テストには参加できず、ぶっつけ本番となった。金曜日に無事シェイクダウンを行ったが、予選開始早々に転倒し、計測タイムなしとなってしまう。ここまで来られたのは、多くの支援があったから。何としてもレースを走る姿を見せたかった宇井選手は、嘆願書を出し、決勝日朝のウォームアップ走行で基準タイムをクリアできればピットスタートでレースに参加できることになった。最後尾からスタートした宇井選手は、噛みしめるような走りで18位完走を果たしたのだった。
J-GP2クラスの豊島怜選手は、7位でチェッカーフラッグを受けている。
次戦は、6月22日(土)、23日(日)にシリーズ第4戦が茨城県・筑波サーキットで開催される。JSB1000クラス以外の3クラスとMFJ CUP JP250があり、全クラス2レース制で行われる。