2014 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦
KYUSHU MOTORCYCLE FESTA 2014
大分県 オートポリス
4月26日(土)予選 天候:晴れ 路面:ドライ
27日(日)決勝 天候:晴れ 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):15,860人
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-MFD6
予選:7番手(1分5秒687)決勝:3位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#13 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:8番手(タイム:1分53秒038) 決勝 :8位
TEAM:F.C.C. TSR BR
RIDER:#20 藤井謙汰選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:17位(タイム:1分54秒984) 決勝 :15位
TEAM:テルル&イーモバイル★KoharaRT
RIDER:#83 野田弘樹選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:18位(タイム:1分55秒330) 決勝 :17位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#15 中村豊選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:20番手(タイム:1分55秒579) 決勝 :18位
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:10番手(タイム:1分51秒082) 決勝:9位
・J-GP3クラス
TEAM:TEAM TEC2&TDA&NOBBY
RIDER:#67 鳥羽海渡選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:3番手(タイム:1分57秒681) 決勝:優勝
TEAM:リベルトPLUSONE & ENDURANCE
RIDER:#1 山田誓己選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:1分56秒951) 決勝 :2位
TEAM:KTM RACING.ASPORATION
RIDER:#19 古市右京選手
MACHINE:KTM RC250-R
予選:7番手(タイム:1分58秒109) 決勝:7位
TEAM:Tome Team PLUSONE
RIDER:#7 徳留真紀選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:11番手(タイム:1分58秒693) 決勝:9位
全日本ロードレース選手権第2戦が大分県・オートポリスで開催された。今回は、JSB1000クラス以外の3クラスもそろい、本格的なシリーズ開幕とも言えるラウンドだ。MotoGPロードレース世界選手権Moto2クラス、Moto3クラスで圧倒的なシェアを誇るO・Zレーシングだけに、全日本ではJ-GP2、J-GP3クラスにユーザーが多い。
今シーズンは、参加台数も増え世界帰りのライダーや他のクラスからスイッチしたライダーも多いJ-GP2クラス。何かと話題の多くなっており激戦が予想される。長島哲太選手が世界へ旅立ったため、そのマシンを野田弘樹選手がシリーズ前半、渥美心選手がシリーズ後半にライディングする予定だ。MOTO BUM HONDAの大木崇行選手は、新しいスイングアームを投入しマシンのバージョンアップを図っている。チームメイトの中村豊選手もO・Zレーシングを履いている。スペイン選手権にも参戦している藤井謙汰選手は、今回フロントにO・Zレーシングをチョイスしている。そして今年もゼッケン2をつける生形秀之選手は、シリーズタイトルを獲るシーズンにしたいところだ。
J-GP3クラスは、昨年に引き続きチャンピオンの山田誓己選手がO・Zレーシングを使い連覇を狙う。また、2012年のチャンピオン徳留真紀選手もO・Zレーシングユーザーに加わった。また、TECH2の鳥羽海斗選手もO・Zレーシングを使う。そしてKTMの市販レーサーを初めて全日本に古市右京選手が持ち込み、事前テストから好調振りを見せていた。
JSB1000クラス以外は初戦ということで、木曜日の特別スポーツ走行からレースウイークはスタート。アップダウンがありテクニカルなオートポリスを各ライダーは攻略しながらマシンをセットアップして行く。
J-GP3クラスの決勝レースは、三つ巴のトップ争いとなった。その中にO・Zレーシングユーザーの山田選手と鳥羽選手がいた。最終ラップまで激しいバトルを繰り広げトップでチェッカーフラッグを受けたのは鳥羽選手だった。14歳1カ月での優勝は史上最年少記録を更新したと言う。僅差の2位となった山田選手はさすがに悔しそうだった。古市選手はセカンドグループに飲み込まれてしまい7位
でゴール。徳留選手は事前テストで転倒し背骨の横突起を2カ所骨折、満身創痍ながら9位でチェッカーフラッグを受けている。
J-GP2クラスは、生形選手が追い上げのレースを見せ3位に入賞。シーズンオフに鎖骨を骨折しており、十分にトレーニングできなかったが、初戦でしぶとく表彰台に上がった。大木選手も安定した走りを見せ、レース終盤にポジションを上げ8位でフィニッシュ。予選から苦戦していた野田選手は決勝でもアクシデントに遭うが、無事完走を果たしている。藤井選手は15位、中村選手は18位でゴールしポイントを獲得した。
JSB1000クラスの藤田拓哉選手は、ノックアウト方式の公式予選でトップ10トライアルに進出。決勝ではレース終盤にベストラップを出す走りで9位とシングルフィニッシュを果たしている。