2017 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
オートポリス スーパー2&4レース
大分県・オートポリス(1周=4.674km)
2017年9月9日(土)予選 天候:晴れ コース:ドライ
10日(日)決勝 天候:晴れ コース:ドライ
観客動員数(土・日合計):1万4450人
・JSB1000クラス
TEAM:MuSASHi RT HARC-PRO. Honda
RIDER:#634 高橋巧選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選:4番手(タイム:1分48秒522) 決勝 :2位
2017年シーズンも終盤戦に入った全日本ロードレース選手権。シリーズ第7戦は、大分県日田市にあるオートポリスで開催された。今回も前回に続き、4輪のスーパーフォーミュラとの併催の2&4レース。オートポリスは、今シーズン2度目の開催となるが、6月の第5戦は、濃霧のため大きくタイムスケジュールが変更されるなど、不安定な天候に悩まされたが、今回は、清々しい秋晴れに恵まれ、多くのモータースポーツファンが訪れた。
OZレーシングを使用しているMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの高橋巧選手は、前回のオートポリスラウンドでは、トップ争いをしながらマシントラブルでリタイアとなっており、そのリベンジに燃えていた。
金曜日の1本目のみ、前日の雨の影響でウエットパッチが残るコンディションだったが、2本目以降は、決勝レースまでドライコンディションで行われた。初日は、マシンセットをいろいろ試しながらも1分49秒699をマークし4番手だった。
公式予選は、今回もノックアウト方式だが、前戦とは違い、2段階。まずは、全車が走行するQ1が30分間で行われ、Q1の上位10台によるQ2が15分であり、全てのグリッドが決定する。高橋選手は、セッション中盤で1分48秒台に入れる1分48秒820をマークし、3番手につけQ2に進出。Q2では、ほとんどのライダーがセッション序盤にアタックに入る。高橋選手も例外ではなく、ベストタイムを更新する1分48秒522をマーク。4番手とフロントロウを逃すものの、3番手とは僅差であり、決勝に向けての仕上がりは、まずまずと言ったところだった。
19周で争われた決勝レース。高橋選手は、好スタートを見せ1コーナーに2番手で進入。続く3コーナーでポジションを上げてトップに浮上すると、そのままレースをリード。これにヤマハファクトリーの中須賀克行選手と野左根航汰選手が続き、三つ巴のトップ争いとなる。高橋選手は、マシンの音から直後にライバルがいることを確認。タイヤマネジメントを考えながら周回を重ね、最後まで何とか抑えきりたいところだった。しかし残り4周となった第2ヘアピンで中須賀選手にかわされてしまい2番手に後退。何とか抜き返したいところだったが、バックマーカーに引っかかり万事休す。それでも2位でゴールし、ポイントランキングでは、トップの津田拓也選手が3位となったため、2ポイント詰め、その差は、3ポイントとなった。
また、この後、スーパーバイク世界選手権ポルトガルとスペインにスポット参戦することも発表され、多忙なシーズン終盤となるが、高橋選手本人もやる気満々。初の世界挑戦に期待したいところだ。