2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 最終戦
第48回MFJグランプリ
スーパーバイクレース in 鈴鹿
三重県・鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
予選:11月5日(土) 天候:晴れ コース:ドライ
決勝:11月6日(日) 天候:晴れ コース:ドライ
観客動員数:25,500人(2日間合計)
・J-GP3クラス
TEAM:CLUB PLUSONE
RIDER:#36 徳留真紀選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:2分18秒272) 決勝:2位
シリーズランキング:チャンピオン
TEAM:41Planning
RIDER:#410 宇井陽一選手
MACHINE:IODA TR004
予選:9番手(タイム:2分20秒673) 決勝 :5位
シリーズランキング:15位
TEAM:KTM RACING.ASPORATION
RIDER:#7 古市右京選手
MACHINE:KTM RC250R
予選:7番手(タイム:2分20秒404) 決勝:10位
シリーズランキング:7位
TEAM:41Planning
RIDER:#15 高杉奈緒子選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:16番手(タイム:2分22秒128) 決勝:12位
シリーズランキング:14位
TEAM:TEAM PLUSONE
RIDER:#21 中山愛理選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:17番手(タイム:2分22秒156) 決勝:14位
シリーズランキング:19位
TEAM:41Planning
RIDER:#41 佐藤励選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:12番手(タイム:2分21秒325) 決勝:16位
シリーズランキング:9位
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R MFD6
予選:6番手(2分11秒149)決勝:6位
シリーズランキング:4位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#8 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:13番手(2分12秒421)決勝:13位
シリーズランキング:10位
全日本ロードレース選手権は、三重県・鈴鹿サーキットで最終戦を迎えた。MFJグランプリと冠された、このレースは基本的にポイントを獲得しているライダーしかエントリーできず、ボーナスポイントが3ポイントつくため、大量ポイントを獲得するチャンスでもある。事前テストが行われないこともあり、木曜日に特別スポーツ走行があり、1日長いレースウイークとなる。幸い4日間とも天気に恵まれ、各ライダーは、精力的にマシンをセットアップしていった。
OZレーシングユーザーの徳留真紀選手は、ポイントリーダーで最終戦を迎えていた。タイトルを争う栗原選手とは4ポイント差をつけているが、気を抜けない状況だった。それでも初日から常に単独で走行を続け連日のトップタイムをマーク。勝ってチャンピオンを決めたいところだった。公式予選でも、ただ一人2分18秒台を記録しポールポジションを獲得。2番手の栗原選手に0秒795もの差をつける圧倒的なタイム。レースも徳留選手のワンサイドになるというのが大方の予想だった。
しかし12周で争われた決勝は、激しいバトルとなった。徳留選手に栗原選手、そして伊達選手も加わり、2分18秒台のハイペースで抜きつ抜かれつの三つ巴の戦いを繰り広げる。栗原選手が勝った場合、徳留選手は2位に入ればいいが、3位になるとタイトルを逃してしまう。栗原選手がトップ、徳留選手は3番手で最終ラップを迎える。前に行きたい徳留選手だったが、なかなか伊達選手をかわせないまま最後のシケインを迎える。伊達選手は、栗原選手にブレーキングで挑むがかわせない。シケイン立ち上がりで失速したところ、徳留選手が前に出て行き2位でチェッカー。僅か1ポイント差ながら、徳留選手が2度目の全日本チャンピオンに輝いた。
今シーズンはタイヤ開発を中心に実戦も走った宇井陽一選手が5位。ケガに泣かされた古市右京選手は、10位、高杉奈緒子選手が12位、中山愛理選手が14位、佐藤励選手が16位でゴールしている。
J-GP2クラスは、15周で争われた。生形選手はレースウイーク初日からライバルとのスピード差を感じていた。何とか、その差を詰めようと試行錯誤を続けて迎えた決勝。序盤は6番手につけライバルの動向を伺うが、4台による3番手争いを繰り広げて行く。その集団の前でゴールすることを考えながら周回を重ね、ファイナルラップを迎える。生形選手は5番手につけ、ヘアピンで1台をかわし4番手に浮上。狙い通り最後に3番手に上がる予定だったが、バックストレートで抜き返されてしまい5番手に後退。しかし、最後のシケインへのブレーキングで再び前に、さらに3番手のライダーのインを狙うが突っ込み過ぎてしまい立ち上がりでコースアウトし失速。転倒は何とか回避し6位でチェッカーフラッグを受けた。大木選手は、11位争いを繰り広げ13位でゴールしている。