2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
SUGO SUPERBIKE 120 miles ENDURANCE RACE
宮城県・スポーツランドSUGO(1周=3.7375km)
予選:6月25日(土) 天候:曇り コース:ドライ
決勝:6月26日(日) 天候:曇り コース:ドライ
観客動員数:5,700人(2日間合計)
・J-GP2クラス
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#8 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:8番手(1分31秒269)決勝:9位
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R MFD6
予選:P.P.(1分30秒297)決勝:失格
・J-GP3クラス
TEAM:CLUB PLUSONE
RIDER:#36 徳留真紀選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:3番手(タイム:1分37秒459) 決勝:2位
TEAM:41Planning
RIDER:#41 佐藤励選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:16番手(タイム:1分39秒592) 決勝:4位
TEAM:CLUB PLUSONE
RIDER:#45 太田虎之進選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:5番手(タイム:1分38秒071) 決勝 :7位
TEAM:KTM RACING.ASPORATION
RIDER:#7 古市右京選手
MACHINE:KTM RC250R
予選:4番手(タイム:1分37秒824) 決勝:9位
TEAM:41Planning
RIDER:#410 宇井陽一選手
MACHINE:IODA TR004
予選:7番手(タイム:1分38秒403) 決勝 :12位
TEAM:41Planning
RIDER:#15 川原英実選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:19番手(タイム:1分41秒891) 決勝:21位
TEAM:TEAM PLUSONE
RIDER:#21 中山愛理選手
MACHINE:Honda NSF250R
出走せず
・JSB1000
TEAM:TEAN JP DOGFIGHT R AU
RIDER:#83 コーリー・ターナー選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:19番手(タイム:1分31秒137) 決勝 :19位
全日本ロードレース選手権は、早くも2016年シーズン前半戦最後となる第5戦SUGOラウンドを迎えた。シリーズ第4戦オートポリスが、残念ながら熊本地震の影響を受けて中止となったため、今回が事実上の4戦目となる。
J-GP2クラスの生形秀之選手は、前戦ではポールポジション獲得しながら決勝でエンジントラブルが出てしまい無念のリタイアに終わっていただけに、今回は事前テストから万全を期して今回のSUGOラウンドに臨んでいた。初日にトップタイムをマークすると、土曜日の公式予選ではコースレコードを更新する走りでポールポジション獲得。2戦連続でトップグリッドからスタートすることになった。大木崇行選手も巧者振りを見せ激戦のJ-GP2クラスで8番手グリッドを確保していた。
決勝日は、梅雨の中休みとなりスポーツランドSUGOの上空には青空が広がり、レースウイークで一番暑い一日となった。J-GP2クラスの決勝は20周で争われ、生形選手はポールポジションから好スタートを切るものの、目下3連勝中、セカンドグリッドの浦本選手がイン側からブレーキングを遅らせてくると両者は軽く接触。早くも火花を散らすが、生形選手はバックストレートから馬の背コーナーで浦本選手をパスし、トップに浮上する。一方、大木選手はやや出遅れてしまい14番手でオープニングラップを終える。
トップを走る生形選手は、レースをリードし、序盤は6台がトップグループを形成。そこから1台が遅れ、1台が転倒し、集団は4台に絞られてくる。そのころ生形選手には、まさかのペナルティが出されていた。スタート3分前までにタイヤウォーマーを外していなかったため「スタート進行時における遅延行為」と見なされてしまった。このペナルティにすぐに気付かなかった生形選手に対し、チームはサインボードで「P」を出すが、何が起きているか理解できるまで時間がかかったという。トップを走っていた生形選手だったが、あとは最終ラップを残すのみという状況でピットイン。ストップ・アンド・ゴーのペナルティを消化するが、黒旗無視で失格となってしまう。大木選手はジリジリと追い上げ9位でフィニッシュしている。
J-GP3クラスは、徳留真紀選手が一騎打ちのトップ争いを展開。最終ラップに前に出る予定が、後方でアクシデントが起こり、まさかの赤旗中断。18周目終了時点での順位が正式結果となり悔しい2位となった。その赤旗の原因となったのが古市右京選手の最終ラップでの転倒だった。古市選手は金曜、決勝日の朝も転倒しており満身創痍でレースを戦っていたのだが…。リザルトでは9位という結果を残した。太田虎之進選手は3位争いの集団にいたため、最後に前に出ることを狙っていたが、こちらも勝負できずに7位。同じく、この集団にいた佐藤励選手が自己最高位の4位となっている。宇井陽一選手は体調が完全はなく12位。中山愛理選手は、金曜日に転倒し右手を骨折してしまい出走をキャンセルせざるを得なかった。
JSB1000クラスのコーリー・ターナー選手は、120マイルのセミ耐久レースを19位で完走し、ポイントを獲得している。