2015 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 最終戦
第47回MFJグランプリ
スーパーバイクレース in 鈴鹿
開催地:三重県・鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
10月31日(土)予選 天候:晴 コース:ドライ
11月1日(日)決勝 天候:曇 コース:ドライ
観客動員数:23,500人(2日間合計)
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R MFD6
予選:5番手(2分11秒508)決勝:3位
シリーズランキング:2位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#9 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:9番手(タイム:2分12秒718) 決勝 :9位
シリーズランキング:8位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#16 中村豊選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:15番手(タイム:2分13秒798) 決勝 :14位
シリーズランキング:16位
TEAM:au & テルル・KoharaRT
RIDER:#18 渥美心選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:2番手(タイム:2分10秒891) 決勝 :DNF
シリーズランキング:6位
・JSB1000クラス
TEAM:41 Planning.Global communication
RIDER:#41 伊藤勇樹選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:17番手(タイム:2分09秒804) 決勝 :RACE1:12位 RACE2:DNF
シリーズランキング:16位
・J-GP3クラス
TEAM:Tome Team PLUSONE
RIDER:#4 徳留真紀選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:7番手(タイム:2分19秒769) 決勝:5位
シリーズランキング:6位
TEAM:KTM RACING.ASPORATION
RIDER:#10 古市右京選手
MACHINE:KTM RC250-R
予選:8番手(タイム:2分19秒913) 決勝:10位
シリーズランキング:7位
TEAM:モトバムwithヒポポタマス
RIDER:#23 高杉奈緒子選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:17番手(タイム:2分22秒090) 決勝:18位
シリーズランキング:15位
TEAM:CLUB PLUSONE
RIDER:#45 太田虎之進選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:19番手(タイム:2分22秒585) 決勝 :26位
シリーズランキング:22位
TEAM:41Planning.GlobalCommunication
RIDER:#410 宇井陽一選手
MACHINE:IODA TR004
予選:3番手(タイム:2分19秒146) 決勝 :DNF
シリーズランキング:19位
11月1日(日)に全日本ロードレース選手権最終戦の決勝が、三重県・鈴鹿サーキットで行われた。ここ数年は、雨に見舞われていたが、今年は朝から快晴。午後から曇り空となったものの、絶好の観戦日和となっていた。事前テストがないため、木曜日に特別スポーツ走行が設けられ、いつもとは1日多いレースウイークスケジュールとなっていた。
OZレーシング勢では、今年もJ-GP2クラスでタイトル争いを展開している生形秀之選手のチャンピオン、そして成長著しい渥美心選手の活躍に期待がかかった。渥美選手は、鈴鹿サーキットをホームコースとしており初日から上位につけ2日目には2分10秒台に入れ2番手と健闘していた。一方、生形選手は、原因不明のトラブルに悩まされ、本来の走りができないでいた。予選でも、そのトラブルは解決せず、何とか1発タイムで5番手につけた。好調な渥美選手は、予選開始早々に2分10秒891という好タイムをマークしリーダーボードのトップに立つが、その直後にトラブルが発生しマシンを止めてしまう。それでも渥美選手のタイムを上回ったのは一人しか現れず予選2番手グリッドを獲得した。MOTO BUM HONDAの大木崇行選手は9番手、中村豊選手は15番手につけた。
運命の決勝日。生形選手のトラブルは、松本メカニックが徹夜の作業で原因が判明。朝のウォームアップ走行、そして決勝までのインターバルでマシンを最終調整してグリッドに向かった。
シグナルがブラックアウトし、一斉にスタート! 生形選手は絶妙なスタートを決め、2番手で1コーナーをクリア。タイトルを争う高橋選手のテールを捕らえて行く。渥美選手は、5番手とややポジションを下げ、大木選手は10番手、中村選手は19番手につけていた。オープニングラップからのスタートダッシュに定評のある高橋選手を生形選手はピタリとマークしチャンスを伺っていたが、2周目にマシントラブルでオイルを出したマシンがあり、レッドフラッグが提示されレースは中断となる。中村選手は、このオイルに乗り転倒を喫するが何とか再スタートに間に合っていた。
レースは仕切り直しとなり、周回数は15周から10周に減らされて争われた。2度目のスタートでは、渥美選手が2番手、生形選手は4番手で1コーナーをクリア。その直後のS字コーナー進入では、渥美選手がスリップダウンを喫し早くも戦列を離れてしまう。生形選手は、3番手に上がり、ヘアピンで日浦選手をかわして2番手に。再び高橋選手を追うが、バックストレートで日浦選手に抜き返されてしまい3番手でオープニングラップを終える。その後は、ペースが上がらず後方から来た関口選手にかわされてしまう。タイトル獲得は絶望的となったものの、最後まであきらめない走りを見せる生形選手は、最終ラップの1コーナーで関口選手をかわし3位でフィニッシュ。4年連続となるランキング2位で2015年シーズンを終えた。大木選手は9位、中村選手は14位でゴールした。
JSB1000クラスの伊藤勇樹選手は、レース1は12位でゴールしたものの、レース2は転倒リタイアとなった。
J-GP3クラスは、徳留真紀選手が4位争いを展開。最終ラップのシケイン勝負になり、目の前で2台が接触。コースアウトしたマシンが、後方を確認せずコースに戻ってきたため接触。6位でゴールしたが、5位でゴールした選手にペナルティが付き降順。徳留選手が5位となった。古市右京選手は10位、高杉奈緒子選手は18位でゴールしたが、太田虎之進選手は最終ラップに転倒、26位完走扱いとなった。宇井陽一選手もS字コーナーで転倒リタイアとなっている。