2014 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦
スーパーバイクレース in もてぎ
栃木県 ツインリンクもてぎ
5月24日(土)予選・J-GP3レース1 天候:晴れ 路面:ドライ
25日(日)決勝 天候:うす曇り 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):11,200人
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-MFD6
予選:3番手(1分53秒373)決勝:2位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#13 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:4番手(タイム:1分53秒847) 決勝 :9位
TEAM:テルル&イーモバイル★KoharaRT
RIDER:#83 野田弘樹選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:14位(タイム:1分55秒336) 決勝 :13位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#15 中村豊選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:16番手(タイム:1分55秒887) 決勝 :14位
TEAM:TOHO Racing+おでんせイーハトーブ
RIDER:#22 鎌田悟選手
MACHINE:MORIWAKI MD600
予選:21番手(タイム:1分59秒361) 決勝 :19位
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:12番手(タイム:1分52秒693) 決勝:9位
・J-GP3クラス
TEAM:リベルトPLUSONE & ENDURANCE
RIDER:#1 山田誓己選手
MACHINE:Honda NSF250R
RACE 1 予選:P.P.(タイム:2分00秒412) 決勝 :2位
RACE 2 予選:P.P.(タイム:2分00秒170) 決勝 :優勝
TEAM:TEAM TEC2&TDA&NOBBY
RIDER:#67 鳥羽選手
MACHINE:Honda NSF250R
RACE 1 予選:3番手(タイム:2分01秒031) 決勝 :優勝
RACE 2 予選:3番手(タイム:2分01秒018) 決勝 :DNF
TEAM:KTM RACING.ASPORATION
RIDER:#19 古市右京選手
MACHINE:KTM RC250-R
RACE 1 予選:6番手(タイム:2分01秒744) 決勝 :9位
RACE 2 予選:5番手(タイム:2分01秒447) 決勝 :DNF
TEAM:Tome Team PLUSONE
RIDER:#7 徳留真紀選手
MACHINE:Honda NSF250R
RACE 1 予選:5番手(タイム:2分01秒706) 決勝 :6位
RACE 2 予選:13番手(タイム:2分02秒430) 決勝 :14位
TEAM:モトバムwithヒポポタマス
RIDER:#26 高杉奈緒子選手
MACHINE:Honda NSF250R
RACE 1 予選:24番手(タイム:2分03秒300) 決勝 :28位
RACE 2 予選:22番手(タイム:2分03秒473) 決勝 :13位
シリーズ第3戦が栃木県・ツインリンクもてぎで開催され、各クラスともエキサイティングなレースが繰り広げられた。今回もレースウイークを通じて天候に恵まれ、すべてのセッション、レースはドライコンディションで行われた。
今シーズン、ハイレベルな戦いとなっているJ-GP2クラスは、今回も事前テストからコースレコードを更新するのは、当たり前という状況だった。その中に、ゼッケン2をつける生形秀之選手も入っていた。生形選手は、前戦のオートポリスでは、身体もマシンも万全の状態ではなかったが、今回は、どちらも回復。マシンの仕上がりもよくレースウイークを迎えていた。予選では、コースレコードを上回りながらも3番手。ライバルたちの速さを分析しながらも、あくまで決勝を見据えてマシンをセットアップしてきた。また、大木崇行選手も、コーレコードを更新するタイムで予選4番手と健闘した。
決勝では、4台がトップグループを形成。生形選手は3番手につけ前を行く2台を伺いながらもタイヤを温存。レース終盤に勝負を仕掛ける作戦に出ていた。一方、大木選手は、オープニングラップで順位を10番手まで落としてしまう。その後方では、野田弘樹選手と中村豊選手がバトルを繰り広げていた。
トップ争いは、高橋裕紀選手と浦本修充選手が何度も順位を入れ換え、生形選手が様子を見る展開。レース終盤になるとトップに出た浦本選手がスパートをかける。これを逃すまいと生形選手は、このレースのファステストラップをマークし、前の2台を逃さない。そしてラストラップに入る直前、17周目の90度コーナーでトップの浦本選手がオーバーラン。これで労せずに2番手に上がった生形選手は、トップの高橋選手を追うが、勝負ポイントでバックマーカーが絡んでしまい、残念ながら勝負できずに2位でゴール。勝つことはできなかったが、しっかりレースに帳尻を合わせてくる辺りは、ここ2年、チャンピオン争いをしているライダーらしいところだ。今年こそ! 大木選手は9位、野田選手は中村選手を抑えきりチェッカー。それぞれ13位、14位でゴールしている。また、スポット参戦の鎌田悟選手は19位でチェッカーフラッグを受けポイントを獲得した。
J-GP3クラスは、土曜日にレース1、日曜日にレース2という2レース制での開催となった。ゼッケン1をつける山田誓己選手は、両レースでトップ争いを展開。レース1は惜しくも2位となったが、レース2は、見事優勝を飾り今シーズン初優勝となった。鳥羽海斗選手は、今回も健闘し、レース1で優勝! レース2では、マシントラブルでリタイアと悔しい結果に終わったが、次回に期待したいところだ。2012年のチャンピオン徳留真紀選手は、身体も癒えてきたが、今度は、マシンにトラブルを抱えてのレースとなり、6位/14位と不本意な結果に終わっている。ただ一人KTM RC250Rを駆る古市右京選手もレース1こそ9位となるが、レース2では電気系トラブルに見舞われ悔しいリタイアとなった。また前戦は、ボルドール24時間耐久レース参戦のため欠場した高杉奈緒子選手が今季全日本初登場。レース1はノーポイントだったが、レース2で見事な追い上げを見せ13位とポイントゲットしている。
JSB1000クラスの藤田拓哉選手は、予選12番手グリッドからスタート。クラッチミートは、うまくいったがオープニングラップの混乱でポジションを下げてしまう。その後、1台、また1台とかわし、レース中に、このウイークのベストタイムをたたき出し、前を行くライダーに迫っていく。しかし、最後はバックマーカーに阻まれてしまい9位でゴールしている。