SUZUKA 2 & 4 RACE
三重県・鈴鹿サーキット
4月12日(土) 薄曇り 路面:ドライ
13日(日)曇り 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):51,000人
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING・YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:13番手(タイム:2分10秒970) 決勝:DNS
いよいよ2014年シーズンが開幕した全日本ロードレース選手権。今年は、例年より約2週間遅く、鈴鹿2&4レースからスタートした。4輪の国内最高峰フォーミュラ、スーパーフォーミュラと併催となっており、全日本ロードレースは、JSB1000クラスのみの開催。O・Zレーシングユーザーは、19歳ながらJSB1000クラス5年目のシーズンを迎えるDOG FIGHT RACING・YAMAHAの藤田拓哉選手は、今シーズンもマシンは、YAMAHA YZF-R1、O・Zレーシングのホイールにダンロップタイヤを履くパッケージで臨む。また、アドバイザーとして全日本GP250クラスで長年活躍した及川誠人氏が就任し、藤田選手の走りをチェックしながら、マシンのセットアップやライディングのサポートを行うことになった。
レースウイークのスケジュールは、昨年と同じく、金曜日に40分の走行が2セッション、土曜日に2グループに分かれて、それぞれ35分1本の公式予選が行われた。藤田選手は、金曜日の走行では、2分11秒727をマークし15番手につけていた。公式予選では、さらにタイムを詰めたいところだったが、今ひとつセットが決まらない。セッションの最後で何とか10秒台に入れるが自己ベストには遠く及ばなかった。Bグループでは7番手、総合では13番手と不本意な予選結果となっていた。予選終了後、藤田選手とチームは問題を解決すべくミーティングを行い、ようやく方向性が見えてきていた。
決勝日は、雲が広がり気温も上がらない状態。しかし、朝イチで行われたウォームアップ走行では、2分09秒975をマーク。予選タイムを上回っており、決勝レースに向けて手応えを感じていたのだが…。サイティングラップに出て行った藤田選手は、マシンに異変を感じ、そのままピットに入る苦渋の決断を余儀なくされる。
「とても残念です。それまでトラブルの予兆もなかったですし、チームも頑張ってくれて、いいフィーリングになってきていたので、いいレースをしたいと思っていましたからね。気持ちを切り換えて次回のオートポリスが開幕戦だと思って臨みます」と藤田選手。
悔しい開幕戦となってしまった藤田選手は、この後、すぐにオートポリスでの事前テストをこなし、韓国でのレースに参戦予定。そして第2戦オートポリスを迎えるというハードスケジュールが待っている。次回の巻き返しを期待したい。