2013 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦
SUPERBIKE RACE in TSUKUBA
茨城県・筑波サーキット
6月29日(土)天候:曇のち晴 路面:ドライ
30日(日)天候:晴 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):17,100人
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-MFD6
予選:5番手(57秒796)決勝:優勝
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#14 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:8番手(タイム:57秒859) 決勝 :8位
TEAM:TOHO Racing+おでんせイーハトープ
RIDER:#23 鎌田悟選手
MACHINE:MORIWAKI MD600
予選:16番手(タイム:59秒604) 決勝 :14位
TEAM:テルル&EM★KoharaRT
RIDER:#45 長島哲太選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:P.P.(タイム:57秒380) 決勝 :リタイア
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:9番手(タイム:57秒203) 決勝:8位
TEAM:F☆S ヒノマル食堂GTRIBE
RIDER:#19 戸田隆選手
MACHINE:BMW S1000RR
予選:17番手(タイム:59秒004) 決勝:15位
TEAM:佐藤家レーシング
RIDER:#70 佐藤慎一郎選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R1000
予選:21番手(タイム:59秒934) 決勝:20位
・J-GP3クラス
TEAM:TEAM PLUS ONE & ENDURANCE
RIDER:#3 山田誓己選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:59秒035) 決勝 :優勝
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#8 亀井雄大選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:5番手(タイム:1分00秒377) 決勝:8位
TEAM:TEAM TEC2 & TDA
RIDER:#37 石崎司也選手
MACHINE:TEC2-12
予選:28番手(タイム:1分01秒469) 決勝:22位
TEAM:TEAM TEC2 & TDA
RIDER:#93 赤澤隆生選手
MACHINE:TEC2-12
予選:25番手(タイム:1分01秒264) 決勝:24位
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#36 大塚和人選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:30番手(タイム:1分01秒751) 決勝:リタイア
TEAM:モトバムwithヒポポタマス
RIDER:#26 高杉奈緒子選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:21番手(タイム:1分01秒128) 決勝:リタイア
全日本ロードレース選手権は、シリーズ第4戦を茨城県・筑波サーキットで迎えた。JSB1000クラスは、そのまま4レース目となるが、J-GP2クラスとJ-GP3クラスは、開幕戦以来の開催となり、実に3カ月振りのレースとなった。久しぶりのレースとなった2クラスのO・Zレーシングユーザーが筑波ラウンドで大活躍を見せてくれた。
J-GP2クラスでは、クラスが始まって以来、O・Zレーシングを履いてくれている生形秀之選手が、すばらしい走りを披露。レースウイーク初日は、いきなりマシントラブルに見舞われたものの、今回から投入したニューフレームは、上々の仕上がりを見せていた。それでも公式予選の前半まで、マシンのセットアップを行い、ようやく戦える状態になったという。そしてセッション後半にタイムアタックを行い自己ベストをマークし予選5番手につけた。「この時点で勝つ手応えはありましたね。ただ周りは、ボクが勝つなんて思っていなかったかもしれませんが(笑)。逆に、それがいい方向に働いたかもしれませんね」と生形選手。
一方、事前テストから速さを見せている長島哲太選手は、僅かにコースレコードには届かなかったものの2戦連続でポールポジションを獲得。大木崇行選手は、9番手、鎌田悟選手は、14番手に着けた。
蒸し暑いコンディションで行われた決勝レース。シグナルがブラックアウトし一斉に1コーナーを目指すマシン。ポールポジションの長島選手が、やや出遅れ4番手、生形選手は、予選と同じく5番手でオープニングラップを終える。長島選手は、3周目の1コーナーで3番手に上がるが、その周の最終コーナーで転倒を喫してしまい悔しいリタイア。さらにトップを走っていたライダーも転倒。生形選手は、3番手に上がると、さらに1台かわし2番手に浮上する。トップを走るライダーのテールをピタリとマークし、レースは中盤に入っていく。迎えた15周目の第2ヘアピン。コーナーの進入でトップのライダーがミスし、生形選手は接触しそうになるが何とかかわす。ここで後方にいたライダーにかわされるが、すぐにバックストレートで抜き返すと、このレースで初めてトップに浮上。そのままレースをリードしていく。背後には、ライバルが迫っていたが、生形選手もミスない走りを見せトップの座を守りきりチェッカー。今シーズン1勝目を挙げ暫定ランキングトップとなった。
「去年は、一番苦戦した筑波で勝つことができてうれしいです。これもチームが努力してくれたおかげです」と喜びを爆発させた。
J-GP3クラスもO・Zレーシングユーザーの山田誓己選手が圧倒的な速さを見せた。事前テストから山田選手と國峰啄磨選手の2人だけが次元の違う走りを見せていたが、それはレースウイークに入ってからも変わらなかった。予選から激しいアタック合戦が繰り広げられたが、山田選手が、59秒035というコースレコードを樹立してポールポジションを獲得。決勝でも、國峰選手とバトルを繰り広げるがレース序盤に國峰選手が転倒。トップ独走状態となった山田選手は、その後もハイペースで走り切り開幕2連勝を飾った。
亀井雄大選手は、3番手争いの集団でレースを繰り広げていたが、レース終盤に順位を下げてしまい8位となった。
JSB1000クラスは、藤田拓哉選手が今回も健闘。レースでは、前回に続き今野由寛選手とバトルを繰り広げ8位でゴール。今回から復帰した戸田隆選手は、まだケガが癒えていない中、15位でゴールした。佐藤慎一郎選手は、20位でゴールし開幕戦に続きポイントを獲得した。