12月1日から1月31日までのテスト禁止期間が終わり、MotoGPの新たなシーズン到来を告げるオフィシャルテストがマレーシア・セパンサーキットで2月4日(火)から6日(木)まで行われた。
世界最高峰のMotoGPクラスでO・Zレーシングを使うのは、LCR Honda MotoGPのステファン・ブラドル選手、GO&FUN Honda Gresiniのアルバロ・バウティスタ選手とスコット・レディング選手、Avintia Racingのヘクトル・バルベラ選手とマイク・ディ・メグリオ選手の3チーム5名のライダー。
テストでは、昨年、弱冠20歳でチャンピオンを獲得したマルク・マルケス選手が他を圧倒。さらに洗練されたライディングを見せ、2012年にケーシー・ストーナー選手が記録したサーキットベストを更新する1分59秒533を記録。3日間ともトップタイムをマークし、連覇に向けて好スタートを切った。
2番手には、バレンティーノ・ロッシがつけヤマハ復帰2年目にかける意気込みを感じさせた。3番手にヤマハのエース、ホルヘ・ロレンソと続き、4番手には、オープンクラスのアレックス・エスパルガロが食い込み周囲を驚かせた。
5番手にO・Zレーシングユーザー最上位となるブラドル選手が続いたが、バウティスタ選手が11番手とやや苦戦。ホンダの市販MotoGPレーサーRCV1000Rをライディングするレディング選手は21番手。カワサキZX-10Rベースのマシンを駆るバルベラ選手が23番手、ディ・メグリオ選手が25番手となった。
この後、MotoGPは、2月下旬に同じくセパンで3日間、そして3月にカタールでテストを行い、3月23日に開幕戦を迎える。