2012 MotoGP 世界選手権シリーズ第15戦 日本グランプリ
栃木県・ツインリンクもてぎ
■開催日:10月12日(金)~10月14日(日)
■天候(決勝日):晴れのち曇り ■気温:21度
■観客動員数(3日間合計):59,438人
MotoGP世界選手権シリーズ第15戦 日本グランプリが栃木県・ツインリンクもてぎで開催された。今年も多くの観客が訪れ、世界最高峰のロードレースを楽しんでいた。O・Zレーシングとしてブースも出展、MotoGPでのシェアの多さを知っていただけただろう。
今シーズンもO・Zレーシングは、Moto2クラス、Moto3クラスで圧倒的なシェアを誇っている。最高穂のMotoGPクラスでも、LCR Honda MotoGPのステファン・ブラドル選手、Pramac Racing Teamのヘクトル・バルベラ選手、Power Electronics Asperのランディ・ド・ピュニエ選手、アレックス・エスパルガロ選手、Avintia Blusensのイヴァン・シルバ選手、ヨニー・ヘルナンデス選手
がO・Zレーシングを使用しており高評価を得ている。
MotoGPクラスのレースは、ポールポジションからスタートしたヤマハのエース、ホルヘ・ロレンソ選手がレースをリード。これをホンダのエース、ダニ・ペドロサ選手がピタリとマークし、レース序盤から一騎打ちのトップ争いとなる。そしてレースも折り返しとなる12周目の5コーナー手前でペドロサ選手がロレンソ選手をかわすと、そのままペースを上げ独走態勢に持ち込む。そのままペドロサ選手がトップでゴールし、2年連続で日本グランプリを制した。ロレンソ選手が2位となりランキングトップをキープ。3位争いは、アルバロ・バウティスタ選手とカル・クラッチロー選手が繰り広げていたが、クラッチロー選手が最終ラップに失速しリタイア。バウティスタ選手が難なく3位でゴールした。今シーズン限りで引退を表明しており、ケガからの復帰戦となったケーシー・ストーナー選手は、完調にはほど遠い状態ながら5位でフィニッシュ。ブラドル選手がO・Zレーシングユーザー最上位の6位でゴールした。
Moto2クラスは、来シーズン、レプソル・ホンダでMotoGPクラスにステップアップすることが決まっているマルク・マルケス選手が怒濤の追い上げを見せ今シーズン8勝目をマーク。また一歩、チャンピオンに近づいている。日本勢は、中上貴晶選手の7位が最上位。高橋裕紀選手が16位、O・Zレーシングユーザーの小山知良選手が23位、代役参戦した野左根航汰選手は失格となっている。
最終ラップに激しいクラッシュがあったMoto3クラスのトップ争い。まず1コーナーでトップを走っていたヨナス・フォルガー選手にルイス・サロム選手が追突し両者とも転倒。これでトップに立ったサンドロ・コルテセ選手が、そのままゴールすればチャンピオン決定という場面だったが、90度コーナーでチームメイトのダニー・ケント選手がインを、さらにアレッサンドロ・トヌッチ選手がレイトブレーキングで突っ込み、コルテセ選手とトヌッチ選手が接触。コルテセ選手が転倒してしまう。ケント選手が初優勝を飾り、マーヴェリック・ヴィニャーレス選手が2位、3位にトヌッチ選手が入った。コルテセ選手は再スタートし、6位でフィニッシュした。
ワイルドカードでグランプリに初挑戦したO・Zレーシングユーザーの18GARAGE RAICNG TEAM亀井雄大選手は、スタート直後の1コーナーで他車と接触しコースアウト。大きく遅れてしまうが、好アベレージで周回を重ね、27位でゴール。世界の走りを垣間見たことで、大きく成長したようだ。