第44回 MFJグランプリスーパーバイクレースin鈴鹿
三重県・鈴鹿サーキット
天候:10月27日(土)晴れ 路面:ドライ
28日(日)雨 路面:ウエット
観客動員数(土・日合計):18,000人
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
RACE 1 予選:13番手(タイム:2分10秒353) 決勝:10位
RACE 2 予選:12番手(タイム:2分11秒629) 決勝:6位
シリーズランキング:9位
TEAM:ファーストスター&G-TRIBE
RIDER:#13 戸田隆選手
MACHINE:BMW S1000RR
RACE 1 予選:17番手(タイム:2分11秒160) 決勝:16位
RACE 2 予選:12番手(タイム:2分11秒105) 決勝:16位
シリーズランキング:18位
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#3 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-MFD6
予選:2番手(2分12秒164)決勝:2位
シリーズランキング:2位
TEAM:テルル&イーモバイル★KoharaRT
RIDER:#10 野田弘樹選手
MACHINE:TSR TSR6
予選:3番手(タイム2分:12秒194) 決勝 :6位
シリーズランキング:6位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#14 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:8番手(タイム:2分13秒052) 決勝 :8位
シリーズランキング:7位
・J-GP3クラス
TEAM:TEAM PLUS ONE & ENDURANCE
RIDER:#5 山田誓己選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:2分16秒858) 決勝 :中止
シリーズランキング:3位
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#16 亀井雄大選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:7番手(タイム:2分19秒041)
シリーズランキング:8位
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#99 中本貴也選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:28番手(タイム:2分22秒952)
シリーズランキング:20位
全日本ロードレース選手権シリーズは、いよいよ最終戦MFJグランプリを迎えた。舞台は、今年も三重県・鈴鹿サーキット。O・Zレーシングユーザーでは、J-GP2クラスの生形秀之選手が6ポイント差のランキング2番手と、逆転タイトルをかけて臨んでいた。野田弘樹選手、大木崇行選手も好調で、予選では自己ベストタイムを大きく更新。生形選手が2番手、野田選手が3番手、大木選手が7番手につけていた。
決勝日は、天気予報通り雨となったが、その雨が強すぎたためタイムスケジュールが変更されていった。ST600クラス、JSB1000クラスレース1までは、予定通り進行していたが、J-GP3クラスがグリッドに並んだ時点でレースディレイとなる。その後、雨足は弱くならずJ-GP3クラスの中止のアナウンスが発表される。J-GP2クラスもディレイとなるが、JSB1000クラスレース2の後に15周を8周に短縮して行われることになった。
生形選手が逆転するには、生形選手が優勝し、トップの選手が4位以下となるのが理想だった。シグナルがブラックアウトし、好スタートを見せたのは野田選手だった。ホールショットを奪うが、その後、後退。生形選手は、やや慎重になりすぎたか、5番手で1コーナーをクリア。オープニングラップの130Rで野田選手をかわして4番手でホームストレートに戻ってくる。この時点で早くもトップグループは5台に絞られ、生形選手は3周目に3番手、4周目に2番手に上がりトップを走る選手を追う。しかしトップを走る選手のペースが速く、ジリジリと離されてしまう。生形選手の背後には岩田選手が迫り、7周目のダンロップコーナーでかわされてしまう。しかしバックストレートで抜き返し2番手をキープ。生形選手はさらにペースを上げ、トップを追うが約2秒届かず2位でゴール。ライバルは4位でゴールしたことで、僅か2ポイント差のランキング2位が確定した。生形選手は最終ラップに、このレースのファステストラップをマークする意地を見せたが、惜しくもタイトルには届かなかった。野田選手は雨のセットが出ず悔しい6位。大木選手も雨に苦戦し、8位でゴールした。
JSB1000クラスは、3年目のシーズンを迎える藤田拓哉選手がレース2で気を吐いた。オープニングラップを14番手で終えていたが、2周目に12番手、4周目に11番手、5周目に10番手、6周目に9番手と1周に1台ずつかわしていき、7周目には前を走っているライダー2人がマシントラブルで遅れ7番手に浮上する。さらに藤田選手はトップを走るライダーに匹敵するタイムで追い上げると、ラストラップに1台をかわし6位でフィニッシュ。ランキングも9位となり成長を感じさせた。一方、戸田隆選手は雨の中で安定した走りを見せ、両レースとも16位でゴールしている。
J-GP3クラスは、前記の通りレースが悪天候のためキャンセルされてしまった。そのため予選の順位でハーフポイントが与えられ山田誓己選手がランキング3位、亀井雄大選手がランキング8位、中本貴也選手がランキング20位となった。