2012 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦
SUPERBIKE Race in MOTEGI
栃木県・ツインリンクもてぎ
■開催日:3月31日(土)予選 4月1日(日)決勝レース
■天候:3月31日(土)曇りのち雨 路面:ドライ・ウエット
4月1日(日)晴れ 路面:ドライ
■観客動員数(土・日合計):15,000人
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:9番手(タイム:2分08秒267) 決勝:11位
TEAM:ファーストスター&G-TRIBE
RIDER:#13 戸田隆選手
MACHINE:BMW S1000RR
RACE RETIRE
・J-GP2クラス
TEAM:テルル&イーモバイル★KoharaRT
RIDER:#10 野田弘樹選手
MACHINE:TSR TSR6
予選:7番手(タイム:1分56秒306) 決勝 :5位
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#3 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R600
予選:6番手(タイム:1分55秒912) 決勝 :7位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#14 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:9番手(タイム:1分56秒604) 決勝 :9位
・J-GP3クラス
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#16 亀井雄大選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:20番手(タイム:2分04秒737) 決勝 :4位
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#99 中本貴也選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:21番手(タイム:2分04秒929) 決勝 :9位
TEAM:41PLAN・Global.communication.Ioda
RIDER:#41 小室旭選手
MACHINE:Ioda JR002
予選:8番手(タイム:2分04秒030) 決勝 :リタイア
国内最高峰のオートバイロードレース、全日本ロードレース選手権が栃木県・ツインリンクもてぎで3月31日(土)・4月1日(日)に開幕した。今回は開幕戦ということで木曜日に特別スポーツ走行があり、レースウイークのスタートが一日早いスケジュール。O・Zレーシングユーザーも、それぞれ初日からマシンのセットアップに勤しんだ。
最高峰のJSB100クラスには、17歳の藤田拓哉選手、ベテランの戸田隆選手がエントリー。戸田選手は、新しくなったBMW S1000RRをシェイクダウンしたが、金曜午前に130Rで転倒、左手の中指を骨折してしまい、残念ながら今回はキャンセルとなってしまう。
J-GP2クラスにはゼッケン3をつける生形秀之選手、大木崇行選手に新体制となった野田弘樹選手が加わった。J-GP3クラスは、全日本2年目を迎える亀井優大選手と中本貴也選手という若い2人に、宇井陽一氏のチームからエントリーする小室旭選手がO・Zレーシングを履く。
木、金と天気はよかったものの、公式予選が行われた土曜日は朝から強風が吹く難しいコンディションとなった。風の影響を受けやすいJ-GP3クラスは、若手の2人は苦戦。亀井選手はセッション序盤に転倒を喫してしまい本来の実力を出せずに20番手。J-GP3クラスにスイッチした中本選手は21番手となった。小室選手は、マシンのカウリングに穴を開け、横風の影響を受けにくくしていた。この辺りは、世界を戦ってきた宇井氏の経験が生きている。小室選手は、8番手とまずまずの予選結果だった。
J-GP2クラスの生形選手は6番手、野田選手は7番手、大木選手は9番手、雨に見舞われたJSB1000クラスの藤田選手は9番手となった。
決勝日は、朝から青空が広がった。気温は平年より低く、少々肌寒かったものの、その日差しは春の訪れを感じさせた。
この日最初の決勝レースとなったJ-GP3クラス。小室選手が好スタートを見せ、4番手で1コーナーに入っていくが、ストレートスピードが伸びず苦しい展開に。プッシュし続けるものの5周目のS字コーナーで他車と接触し転倒という残念な結果となってしまう。一方、亀井選手は、オープニングラップで10番手までポジションを上げると4番手争いを繰り広げ、4位でゴール。表彰台まであと一歩と迫った。チームメイトの中本選手もレース中盤から順位を上げ、9位ゴールとシングルフィニッシュを果たした。
J-GP2クラスは、野田選手が好スタートを決め4番手につける。さらに前の選手が転倒し、3番手に浮上。しかし、まだマシンセットが出てない状態でペースが上げられなかった。一方、生形選手もエンジンにトラブルが発生し、立ち上がり加速が鈍っていった。2人とも厳しいレースとなったが、それぞれ5位、7位としっかりチェッカーフラッグを受けた。大木選手も9位でゴールしている。
JSB1000クラスの藤田選手は、フロントに問題を最後まで解決できずに決勝を迎えていた。レース序盤は、まだよかったものの、終盤になるとフロントが切れ込んでしまい、何度も転倒しそうになりペースを上げられない。それでも11位でゴールし確実にポイントを獲得した。