2011 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦
SUPERBIKE RACE in MOTEGI
栃木県・ツインリンクもてぎ
■開催日:7月2日(土)予選 3日(日)決勝レース
■予選:天候・路面/曇り・ドライ 観客動員数:7,000人
■決勝:天候・路面/曇り・ドライ 観客動員数:9,000人
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#19 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:11番手(タイム:1分55秒124) 決勝 RACE1 :リタイア RACE2:11位
TEAM:G-TRIBE
RIDER:#15 戸田隆選手
MACHINE:BMW S1000RR
予選:13番手(タイム:1分55秒934) 決勝 RACE1:17位 RACE2:15位
・J-GP2クラス
TEAM:TOHO Racing
RIDER:#2 山口辰也選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:2番手(タイム:1分55秒993) 決勝 :9位
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#3 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R600
予選:7番手(タイム:1分56秒802) 決勝 :4位
TEAM:41PLANNING/PRO-TEC
RIDER:#41 宇井陽一選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R6
予選:12番手(タイム:1分57秒515) 決勝 :リタイア
・J-GP3クラス
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#1 大久保光選手
MACHINE:Honda RS125R
予選:6番手(タイム:2分03秒383) 決勝 :2位
全日本ロードレース選手権第3戦が栃木県・ツインリンクもてぎで7月2・3日に行われ、ようやく全5クラスがそろっての開催となった。O・Zレーシングユーザーが増えたJ-GP2クラスは、今回が緒戦。昨年からO・Zレーシングを使っている生形秀之選手を始め、山口辰也選手、宇井陽一選手が新たにユーザーに加わった。さらにJ-GP3クラスでは、昨年のチャンピオン大久保光選手もO・Zレーシングを採用し、2連覇に臨む。国内最高峰のJSB1000クラスは、ドッグファイトレーシングの藤田拓哉選手に加え、昨年の負傷から復帰したG-TRIBEの戸田隆選手が今季初レースを迎えた。
真夏のような暑さと、高い湿度に悩まされたレースウイーク。J-GP2クラスは、今シーズンよりスリックタイヤのみ使用可能となった。ゼッケン2をつける山口選手は、昨年は、ST600のまま参戦していたが、今年はピレリのスリックタイヤを使用。車体とのマッチングに苦労していた。また、生形選手は、ブランニューとなったスズキGSX-R600L1で参戦。宇井選手は、ヤマハYZF-R6で勝利を目指す。予選では、山口選手が2番手、生形選手が7番手、宇井選手が12番手につけた。
決勝レースがスタートすると、直後の3コーナーで宇井選手が他車と接触し転倒するアクシデントが発生。無念のリタイアとなる。さらに2番手につけ、トップのライダーを追っていた山口選手が2周目の2コーナー立ち上がりで転倒。すぐに再スタートを切るものの、最後尾からの追い上げを余儀なくされる。生形選手は、レース終盤に追い上げ4位でフィニッシュ。山口選手も9位でチェッカーフラッグを受けた。
JSB1000クラスは、2レース制で行われ、レース1で好スタートを見せ、8番手を走っていた藤田選手だったが、4周目のV字コーナーで転倒。マシンを起こし、ピットに戻るが、そのままリタイア。レース2には、マシンを修復しグリッドに着くが、レース終盤にペースが下がり11位でゴールするのが精一杯だった。一方、BMW S1000RRを駆る戸田選手は、集団の中で走行し、レース1は17位フィニッシュ。レース2は、13番手を争っていたが、終盤に順位を落とし15位でゴールした。
J-GP3クラスで2連覇を狙う18 GARAGE RACING TEAMの大久保光は、予選まで本調子を出せずにいたが、決勝では、三つ巴のトップ争いを繰り広げ2位フィニッシュ。まずまずのシーズンインとなった。