第43回 MFJグランプリスーパーバイクレース in 鈴鹿
三重県・鈴鹿サーキット
■開催日:10月29日(土)公式予選 30日(日)決勝レース
■予選:天候・路面/晴れ・ドライ 観客動員数:10,000人
■決勝:天候・路面/曇りのち雨・ドライ-ウエット 観客動員数:11,000人
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#19 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:RACE1:16番手(タイム:2分13秒383) RACE2:14番手(タイム:2分12秒314) 決勝 RACE1 :8位 RACE2:10位
シリーズランキング:11位
TEAM:G-TRIBE
RIDER:#15 戸田隆選手
MACHINE:BMW S1000RR
予選:RACE1:17番手(タイム:2分13秒513) RACE2:17番手(タイム:2分12秒996) 決勝 RACE1:19位 RACE2:18位
シリーズランキング:16位
・J-GP2クラス
TEAM:TOHO Racing
RIDER:#2 山口辰也選手
MACHINE:MORIWAKI MD600
予選:4番手(タイム:2分12秒957) 決勝 :2位
シリーズランキング:4位
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#3 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R600
予選:6番手(タイム:2分13秒415) 決勝 :9位
シリーズランキング:3位
TEAM:41PLANNING/PRO-TEC
RIDER:#41 宇井陽一選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R6
予選:8番手(タイム:2分13秒952) 決勝 :11位
シリーズランキング:12位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#88 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:10番手(タイム:2分14秒921) 決勝 :リタイア
シリーズランキング:14位
・J-GP3クラス
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#1 大久保光選手
MACHINE:Honda RS125R
予選:6番手(タイム:2分20秒698) 決勝 :リタイア
シリーズランキング:10位
ついに最終戦を迎えた全日本ロードレース選手権。東日本大震災の影響を受け、5月に開幕し、スケジュールが変更になったものの、今年もシーズンを通して激戦が繰り広げられた。
O・Zレーシングユーザーは、大木崇行選手が3戦ぶりに復帰。J-GP2クラスには、4人のライダーが参戦した。今回は、震災後のスケジュール変更で、事前テストが行われなかったため、各ライダーはレースウイークに入ってからマシンのセットアップを始めた。金曜、土曜と快晴となった鈴鹿サーキット。40分1セッションで行われたJ-GP2の公式予選では、山口辰也選手が2分12秒台に入れ4番手、生形秀之選手、宇井陽一選手が2分13秒台で、それぞれ6、8番手、大木崇行選手が2分14秒台で10番手につけた。山口選手は、ドライではチャタリングの問題を抱えており、12秒台に入ったのは、1周のみ。決勝に向けては、やや不安要素を抱えていた。一方、生形選手は、走り始めのセットが鈴鹿に合わず、大幅にセットを振ったところ、それがいい方向にいき予選では自己ベストを更新していた。宇井選手も後半戦で調子を上げてきており、レースでの追い上げが期待された。
決勝日は、天気予報より早く雨が降り始め、レースはウエットコンディションとなる。この雨の影響でスケジュールが変更され、レース前に5分間のフリー走行が行われることになる。さらにレース周回数も15周から11周に短縮された。レースは、モリワキMD600を駆る山口選手がトップ争いを繰り広げ2位。生形選手は、5周目のデグナーカーブで転倒を喫するものの、すぐに再スタートし、9位でゴール。ランキング3位の座を死守した。宇井選手は、サバイバルレースを完走し11位、大木選手は、オープニングラップのデグナーカーブで転倒を喫し、リタイアとなった。
ST600クラスにダブルエントリーしている山口選手は、見事優勝を果たした。今季4勝目を挙げると共に、2年連続全日本ST600クラスチャンピオンに輝いた。
JSB1000クラスは、ノックアウト方式で行われた公式予選で、藤田拓哉選手が自己ベストを2秒も更新。戸田隆選手も2分12秒台に入れ健闘していた。2レース制で争われた決勝。レース1のグリッドに着いた時点で空からは雨が落ちてくる。このためスタートディレイとなり、急遽5分間のフリー走行が設けられることになった。藤田選手は、ぶっつけ本番となったウエットコンディションの中で、今季ベストリザルトとなる9位でゴール。戸田選手は、19位でチェッカーフラッグを受けている。続くレース2、藤田選手は好スタートを切るが、序盤にペースが上がらず後退。レース終盤に追い上げ10位。戸田選手は、18位でゴールしている。
J-GP3クラスの大久保光選手は、レースウイークを通じて、今ひとつ波に乗れないでいた。予選では、最後のアタックの際、2輪専用シケインで転倒。やはりウエットとなったレースでは、ベテランの菊池選手の背後で、ラインを読んでいたが、焦りがあったのかスプーンカーブで転倒を喫してしまう。日本グランプリでは、キレのある走りをしていただけに、来シーズンの巻き返しに期待だ。
2012年シーズン全日本ロードレース選手権開幕戦は、2012年3月31日・4月1日に栃木県・ツインリンクもてぎで行われる予定です。