2011 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦
KYUSHU MOTORCYCLE FESTA 2011
大分県・オートポリス
■開催日:9月10日(土)公式予選 10日(日)決勝レース
■天候:10日(土)曇り時々晴れ 路面:ドライ 11日(日)晴れ 路面:ドライ
■観客動員数(土・日合計):19,150人
・JSB1000クラス
TEAM:G-TRIBE
RIDER:#15 戸田隆選手
MACHINE:BMW S1000RR
予選:13番手(タイム:1分55秒034) 決勝:13位
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#19 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:16番手(タイム:1分55秒790) 決勝:14位
・J-GP2クラス
TEAM:TOHO Racing
RIDER:#2 山口辰也選手
MACHINE:MORIWAKI MD600
予選:2番手(タイム:1分54秒592) 決勝 :3位
TEAM:41PLANNING/PRO-TEC
RIDER:#41 宇井陽一選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R6
予選:3番手(タイム:1分55秒257) 決勝 :7位
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#3 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R600
予選:8番手(タイム:1分56秒299) 決勝 :8位
・J-GP3クラス
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#1 大久保光選手
MACHINE:Honda RS125R
予選:11番手(タイム:2分01秒618) 決勝 :3位
いよいよ全日本ロードレース選手権シリーズも今回を含めて3戦。チャンピオンシップの行方も気になるところだ。O・Zレーシングユーザーは、J-GP2クラスの大木崇行選手がエントリーしておらず、いつもより1台少ないメンバーとなっていたが、雄大な阿蘇の自然の中にあるオートポリスで熱戦を繰り広げた。
J-GP2クラスは、前回よりモリワキMD600を投入した山口辰也選手が、ようやくセッティング作業に入っていた。しかしフロントのチャタリングの問題を抱え、思うように走れないでいた。一方、宇井陽一選手は、足回りがようやく決まってきたために、今季最高の仕上がりとなっていた。宇井選手は、同時開催されていたアジア選手権を戦うPETRONAS Yamaha Malaysiaチームのディレクターを務めており、多忙なレースウイークとなっていた。生形秀之選手は、事前テストから車体のセットを大幅に変更したものの、うまくまとまらずにいた。
快晴となった決勝日。各ライダーとも最後までセットに悩み、グリッドに着いた。山口選手は2番手、宇井選手は5番手、生形選手は9番手で1コーナーに進入。山口選手は、トップを追い、宇井選手は、単独走行、生形選手は、野田選手とのバトルとなっていく。山口選手の背後には、関口選手が迫り、2位争いを繰り広げる。その後、10周目のホームストレートで山口選手は、関口選手にかわされ3番手に交代。最後まで背後をうかがうが、かわすことはできず3位でチェッカー。宇井選手は、レース終盤に第2ヘアピンでオーバーランを喫してしまい、一つポジションを下げて7位。生形選手は、野田選手をかわして8位でゴールした。
JSB1000クラスは、前回からブリヂストンのスペック違いのものを供給されている戸田隆選手が調子を上げてきている。そしてもう一人のO・Zレーシングユーザーの藤田拓哉選手とレースでは、バトルを繰り広げる。この2人のバトルに片平選手が加わり、3台での争いは、レース終盤まで続いていく。迎えた最終ラップは、藤田選手、片平選手、戸田選手の順で通過。1コーナーで片平選手に抜かれた藤田選手は、第2ヘアピンで勝負をかけるが痛恨の転倒。すぐにマシンを起こすものの14位となった。戸田選手は、片平選手をかわせず13位でゴールしている。
J-GP3クラスは、ディフェンディングチャンピオンの大久保光選手が魅せた。金曜日に電気系トラブルが発生し、ほとんど走れなかったため、予選は11番手と出遅れていたが、決勝では、9台のトップ争いの中、レース終盤にはトップに浮上。優勝を狙っていたが、惜しくも3位となっている。
次回、全日本ロードレース第7戦は、10月8日・9日に岡山県・岡山国際サーキットで行われます。