Asian Motorcycle Festa 2013
大分県・オートポリス
9月7日(土)予選 天候:曇 路面:ドライ
8日(日)決勝 天候:曇 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):9,860人
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-MFD6
予選:3番手(1分52秒984)決勝:3位
TEAM:テルル&EM★KoharaRT
RIDER:#45 長島哲太選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:6番手(タイム:1分53秒513) 決勝 :16位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#14 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:10番手(タイム:1分54秒367) 決勝 :DNF
・J-GP3クラス
TEAM:TEAM PLUS ONE & ENDURANCE
RIDER:#3 山田誓己選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:1分57秒686) 決勝 :4位
TEAM:TEAM TEC2 & TDA
RIDER:#37 石崎司也選手
MACHINE:TEC2-12
予選:14番手(タイム:2分00秒006) 決勝:15位
TEAM:18 GARAGE RACING TEAM
RIDER:#36 大塚和人選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:26番手(タイム:2分04秒961) 決勝:18位
TEAM:モトバムwithヒポポタマス
RIDER:#26 高杉奈緒子選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:21番手(タイム:2分00秒875) 決勝:DNF
第6戦SUGOから2週間後に行われた第7戦オートポリス。阿蘇の雄大な自然の中にあり、標高は約900mもあるサーキットだ。今回は、アジアロードレース選手権と併催のため、全日本ロードレース選手権は、J-GP2クラスとJ-GP3クラスの2クラスが開催された。
J-GP2クラスは、今シーズン表彰台に上がり続けている生形秀之選手がポイントリーダーとしてオートポリスに乗り込んだ。前戦では、ニューエンジンが使えなかったが、今回は、短いインターバルで組み直したエンジンを持ち込み、初日からセットアップに追われていた。一方、5月のテストで非公式ながらコースレコードを上回るタイムを出していた長島哲太選手は、そのときのセッティングで走り出すものの、コンディションの違いからか、全く違うフィーリングとなっていた。長島選手のイメージと現実をすり合わせ、マシンを仕上げていった。大木崇行選手は、いつもながら淡々とマシンを仕上げる。
公式予選では、45分のセッションの中でマシンセッティングを進めながら、セッション終盤にタイムアタック。生形選手は、コースレコードを上回るタイムをマークし3番手。長島選手は、6番手となるが、セッティングは、いい方向に進んでいると言い決勝での追い上げが期待された。大木選手は、10番手につけた。
決勝日は、朝から曇り空だったが、夜中に降った雨のため朝のウォームアップ走行は、レインコンディションからスタート。最後にあったJ-GP2クラスのころには、ウエットパッチが残っていたが、ほぼドライコンディションとなっていた。
決勝レースは、転倒が多く波乱の展開となった。その中には、残念ながらO・Zレーシングユーザーが、2人もいた…。生形選手は、好スタートを切り4番手で1コーナーをクリア。スタートが課題と語っていた長島選手は、7番手、大木選手は、11番手でオープニングラップを終える。迎えた2周目の第2ヘアピン、目の前で転倒したマシンに巻き込まれる形で大木選手も転倒。そのままリタイアとなってしまう。さらに3番手を走る生形選手にもアクシデントが降りかかる。やはり目の前を走っていたデチャ選手が100R立ち上がりで降られ転倒。危機一髪で生形選手は避けるものの、アクセルを戻さなければならなかったため、ポジションを落としてしまう。
一方、長島選手はペースを上げるとレース中盤には、2番手に浮上。トップを上回るタイムで周回し、14周目には、このレースのファステストラップを記録。さらにトップに迫っていくが、15周目の100Rで進入ハイサイドに遭い派手にクラッシュ。大きなケガがなかったのが不幸中の幸いだった。生形選手もレース終盤には、予選タイムを上回るタイムを記録し、トップグループに加わるが、3位でゴールするのが精一杯だった。
J-GP3クラスは、山田誓己選手がポールポジションを獲得するものの、マシントラブルも発生し、決して順調なレースウイークではなかった。それでもトップ争いを繰り広げ、最終ラップの勝負になる。第2ヘアピンで前のライダーをかわそうとするが、そのライダーもレイトブレーキングを行い、バランスを崩し接触しそうになってしまう。これを避けるためにアクセルを戻してしまったため、前に出ることができずに悔しい4位となった。
石崎司也選手は、15位、初オートポリスの 大塚和人選手は、18位でゴールしたが、高杉奈緒子選手は、オープニングラップの第1ヘアピンで起きた多重クラッシュに巻き込まれてしまいリタイアとなっている。