2013 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第9戦
第45回MFJグランプリ
スーパーバイクレース in 鈴鹿
三重県・鈴鹿サーキット
11月2日(土)予選 天候:曇り 路面:ドライ
3日(日)決勝 天候:曇り 路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):24,500人
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-MFD6
予選:2番手(2分11秒446)決勝:3位
シリーズランキング:2位
TEAM:テルル&EM★KoharaRT
RIDER:#45 長島哲太選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:7位(タイム:2分12秒494) 決勝:9位
シリーズランキング:6位
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#14 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:10番手(タイム:2分12秒842) 決勝 :DNF
シリーズランキング:13位
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:13番手(タイム:2分09秒563) レース1:11位 レース2:10位
シリーズランキング:8位
TEAM:F☆S ヒノマル食堂GTRIBE
RIDER:#19 戸田隆選手
MACHINE:BMW S1000RR
予選:30番手(タイム:2分15秒372) レース1:21位 レース2:19位
シリーズランキング:29位
・J-GP3クラス
TEAM:TEAM PLUS ONE & ENDURANCE
RIDER:#3 山田誓己選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:2分16秒178) 決勝 :優勝
シリーズランキング:チャンピオン
TEAM:モトバムwithヒポポタマス
RIDER:#26 高杉奈緒子選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:11番手(タイム:2分19秒754) 決勝:11位
シリーズランキング:26位
TEAM:TEAM TEC2 & TDA
RIDER:#93 赤澤隆生選手
MACHINE:TEC2-12
予選:30番手(タイム:2分22秒247) 決勝:20位
シリーズランキング:21位
TEAM:TEAM TEC2 & TDA
RIDER:#37 石崎司也選手
MACHINE:TEC2-12
予選:28番手(タイム:2分21秒581) 決勝:23位
シリーズランキング:25位
11月2日(土)・3日(日)に三重県・鈴鹿サーキットで全日本ロードレース選手権最終戦が開催された。決勝日の天気が心配されたが、JSB1000クラスのレース2で少し雨がパラついた程度で、ドライコンディションでレースは行われ、各クラスとも最終戦にふさわしい熱戦が繰り広げられた。
J-GP2クラスでは、O・Zレーシングユーザーの生形秀之選手がタイトル争いを繰り広げており、8ポイントのビハインドで最終決戦を迎えていた。生形選手が優勝してもランクトップのライダーが5位以下にならなければチャンピオンを獲ることはできない。可能性が残っているだけに、全力を尽くしていった。初日、2日目とトップタイムをマーク。予選でも2番手と決勝に向けてマシンの仕上がりは上々だった。一方、前戦で全日本J-GP2クラス初優勝を飾った長島哲太選手は、J-GP2マシンで初めて走る鈴鹿に苦戦しつつも徐々にタイムを上げてきていた。しかし、予選で転倒を喫してしまい右足を痛めてしまう。そのまま意地のタイムアタックを続け7番手グリッドを確保した。大木崇行選手は、12秒台に入れ10番手に着けた。
迎えた決勝レースは、15周で行われた。レース序盤からトップグループは、6台から7台が形成し、生形選手にとっては、理想的な展開となっていた。しかし、長島選手は足のケガの影響で遅れ、レース終盤になると後方の2台も遅れ始める。トップグループは4台となってしまい生形選手の逆転タイトルの可能性は、ほぼなくなってしまっていた。それでも勝つことを考えていた生形選手は、最終ラップの1コーナーでトップを奪うが、突っ込み過ぎてしまい3番手に落ちてしまう。そのまま3位でゴールし、2年連続でランキング2位となった。長島選手は痛む足をかばいながら9位でゴール。大木選手は、7周目に転倒し、そのままリタイアとなってしまった。
2レース制で開催されたJSB1000クラス。藤田拓哉選手は、予選で転倒を喫してしまい、前回の岡山で痛めた足を再び痛めてしまう。今回も満身創痍のまま2レースを戦い、レース1は11位、レース2は最後までバトルを繰り広げ10位でゴール。ランキングは過去最高の8位まで上昇。来シーズンも楽しみなライダーの一人だ。ベテランの戸田隆選手は、決勝で順位を上げレース1が21位、レース2が19位となっている。
J-GP3クラスは、タイトルに王手をかけていた山田誓己選手が最終ラップまで続いたトップ争いを制し、見事優勝でチャンピオンを決めた。また、高杉奈緒子選手は、ピットスタートから激しい追い上げを見せ何と11位でゴールしている。