MOTEGI 2&4 RACE
栃木県・ツインリンクもてぎ(1周=4.801379km)
2019年8月17日(土)予選 天候:晴れ コース:ドライ
18日(日)決勝 天候:曇り コース:ドライ
観客動員数 37,000人(2日間合計)
・JSB1000クラス
TEAM:MuSASHi RT HARC-PRO. Honda
RIDER:#634 水野涼選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選:3番手(タイム:1分48秒827)
決勝:2位
TEAM:Team HRC
RIDER:#13 高橋巧選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選:P.P.(タイム:1分48秒693)
決勝:3位
TEAM:au・テルルMotoUPレーシング
RIDER:#090 秋吉耕佑選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選:7番手(タイム:1分50秒241)
決勝:5位
TEAM:au・テルルMotoUPレーシング
RIDER:#080 羽田太河選手
MACHINE:Honda CBR1000RR SP2
予選:14番手(タイム:1分51秒543)
決勝:DNF
全日本ロードレース選手権のシリーズ後半戦スタートとなる第5戦ツインリンクもてぎ2&4レースが行われた。4輪のスーパーフォーミュラ、フォーミュラ3と併催の2&4レースは、今季2回目。4輪のタイヤラバーが路面コンディションにどの程度影響を与えるかが一つのポイントとなっていた。
このレースを前に、ワークスチームはプライベートテストを行ったが、そこでTeam HRCの高橋巧選手にアクシデントが襲う。マシントラブルが発生し、転倒。右ヒザの付け根の腓骨を骨折してしまう。「骨折と言っても先の部分が欠けた程度」と高橋選手は言うが、どれだけ走れるか? 痛みがあるのか? 分からない状態でレースウイークに入っていた。
一方、高橋選手とほぼ同仕様のマシンを手に入れたMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの水野涼選手は、テストから安定した速さを見せており、レースウイーク初日は2番手につけ好調だった。また、au・テルルMotoUP RTの秋吉耕佑選手も再びOZレーシングを履き、チームメイトの羽田太河選手と共にオレンジ色のロゴを足もとにツインリンクもてぎのロードコースを疾走した。
公式予選は、ノックアウト方式で行われた。土曜日は、気温も上昇し、一番暑い時間帯でのタイムアタックとなった。30分間で行われたQ1では、高橋選手がトップ、水野選手が2番手、秋吉選手が9番手につけ10台で争われるQ2に進出。羽田選手は14番手となりQ2へ駒を進めることはできなかったが、キット車にコンシューマータイヤという組み合わせながら健闘。自己最高位グリッドにつけていた。
20分間で争われたQ2。高橋選手は最低限の周回数に抑えながらも2度1分48秒台をマーク。路面温度が上がり、4輪のタイヤラバーの影響で路面コンディションがコロコロ変わる中、手負いながらもポールポジションを獲得。水野選手が3番手につけJSB1000クラス初フロントロウ。秋吉選手が7番手と順位を上げていた。
23周で争われた決勝。水野選手が好スタートを見せホールショットを奪うが、突っ込み過ぎてしまい、2コーナー立ち上がりでは、4番手に後退。そこから追い上げ、トップを走る中須賀選手をピタリとマーク。高橋選手は、トップ争いの、やや後方につけていた。後方では、好スタートを見せ9番手を走っていた羽田選手が2周目のV字コーナーでマシントラブルのため転倒。悔しいリタイアとなっている。
トップ争いは、水野選手が中須賀選手と一騎打ちを繰り広げる。一時、前に出ることもあったが、レース終盤にジリジリと離されてしまい1秒109差の2位。JSB1000クラスで初めて表彰台に上がった。高橋選手は手負いの状態ながら3位。秋吉選手は、ヨシムラの加賀山就臣選手とのバトルを制して5位でゴールした。
次戦は、9月1日(日)にシリーズ第6戦が岡山国際サーキットで開催される。