2016 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第3戦
SUPERBIKE RACE in MOTEGI
開催地:栃木県・ツインリンクもてぎ(1周=4.801379km)
5月28日(土)予選 天候:曇り コース:ドライ
5月29日(日)決勝 天候:うす曇り コース:ドライ
観客動員数:12,200人(2日間合計)
・J-GP2クラス
TEAM:エスパルスドリームレーシング
RIDER:#2 生形秀之選手
MACHINE:SUZUKI GSX-R MFD6
予選:P.P.(1分52秒855)決勝:DNF
TEAM:MOTO BUM HONDA
RIDER:#8 大木崇行選手
MACHINE:Honda CBR600RR
予選:14番手(1分54秒709)決勝:6位
TEAM:au & テルル・KoharaRT
RIDER:#10 佐藤太紀選手
MACHINE:TSR TSR2
予選:18番手(1分54秒969)決勝:8位
・J-GP3クラス
TEAM:CLUB PLUSONE
RIDER:#36 徳留真紀選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:P.P.(タイム:2分01秒055) 決勝:優勝
TEAM:CLUB PLUSONE
RIDER:#45 太田虎之進選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:6番手(タイム:2分02秒202) 決勝 :5位
TEAM:KTM RACING.ASPORATION
RIDER:#7 古市右京選手
MACHINE:KTM RC250R
予選:3番手(タイム:2分01秒877) 決勝:6位
TEAM:41Planning
RIDER:#41 佐藤励選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:12番手(タイム:2分02秒953) 決勝:9位
TEAM:41Planning
RIDER:#15 川原英実選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:23番手(タイム:2分09秒715) 決勝:18位
TEAM:TEAM PLUSONE
RIDER:#21 中山愛理選手
MACHINE:Honda NSF250R
予選:8番手(タイム:2分02秒452) 決勝:19位
TEAM:41Planning
RIDER:#410 宇井陽一選手
MACHINE:IODA TR003
予選:14番手(タイム:2分03秒782) 決勝:DNS
・JSB1000
TEAM:TEAM JP DOGFIGHT R AU
RIDER:#83 コーリー・ターナー選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:18番手(タイム:1分53秒470) 決勝 :14位
栃木県・ツインリンクもてぎで全日本ロードレース選手権第3戦が行われた。レースウイーク初日となった金曜日は雨に見舞われたが、土・日曜日は、天気に恵まれ観戦日和となった。
シリーズ第2戦は、JSB1000クラスのみの開催となったため、J-GP2クラスは、2レース制で行われた開幕戦に続き2戦3レース目となる。開幕戦は事前テスト、そして予選で転倒しながら健闘した生形秀之選手。今回は、ケガも癒え、マシンセットも順調に進み、事前テストからトップタイムをマークするなど好調だった。公式予選でも、ただ一人1分52秒台に入れポールポジションを獲得。2番手を大きく引き離しており、決勝でも独走することが期待されたのだが…。大木崇行選手は、ベテランらしく安定した走りを見せ、佐藤太紀選手は、予選で思うようなタイムを出せずに18番手となりましたが、タイム差は少ないだけに、決勝での巻き返しを狙っていた。
決勝日は、気温は29度、路面温度も50度近くまで上がり、レースウイークで一番暑い一日となった。この厳しいコンディションを22周というJ-GP2クラスでは最長とも言える周回数で争われた。
生形選手は、まずまずのスタートを決め2番手で1コーナーに入って行く。大木選手はやや出遅れ16番手、その背後に佐藤選手がつけていた。生形選手は、すでにマシンの異変を感じていた。いつもよりエンジンが走らずスピードが出ない。勝つことは無理でも何とかチェッカーを受けノーポイントは避けたいところだった。思うように走らないマシンながら2番手をキープ。8周目に3番手に、9周目には5番手までポジションを落とすが、最後まであきらめずにチャンスを伺う。しかし18周目の最終コーナーでマシンが失速。そのままスローダウンしホームストレートを通過するが、マシンは息の根を止めてしまい残念ながらリタイアとなってしまう。大木選手は、レース終盤に着実に順位を上げ6位でゴール。佐藤選手も8位と健闘した。
J-GP3クラスは、ベテランの徳留真紀選手が痛めていたヒザの状態もよくなり事前テストからトップタイムをマークするなど好調だった。レースウイークに入ってからも、その調子はキープされ、予選ではポールポジションを獲得。決勝でもホールショットを奪うと、そのまま2番手以下を引き離し独走優勝! ポールtoフィニッシュで4年振りに優勝を飾った。太田虎之進選手、古市右京選手は、2位争いの集団で終始バトルを繰り広げ、太田選手が5位、古市選手が6位でゴール。この集団の中には女性ライダーの中山愛理選手もいたが、残念ながら最終ラップに転倒。完走扱いとなり19位となっている。佐藤励選手が9位、高杉奈緒子選手の代役で出場した川原英実選手が18位でゴールしている。
今シーズンからTEAM JP DOGFIGHT R AUでJSB1000クラスに出場しているオージーのコーリー・ターナー選手は、走る度にタイムを上げ、そのポテンシャルの高さを見せていた。決勝でもスタートを決め12番手を走っていたが、レース終盤に2つポジションを落として14位でチェッカーフラッグを受けた。