2014 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦 “コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第37回大会
三重県・鈴鹿サーキット
7月27日(日)決勝 天候:曇り 路面:ウエット & ドライ
観客動員数(土・日合計):111,000人
今年も日本国内で最も盛り上がるオートバイロードレース“鈴鹿8耐”が三重県・鈴鹿サーキットで7月24日(木)から4日間の日程で行われた。梅雨明けし、レースウイーク初日から8耐らしい猛暑となり、厳しい暑さの中で各ライダー、各チームは、マシンセットに勤しんだ。
全日本JSB1000クラスを戦っているドッグファイトレーシングは、映画「THE NEXT GENERATION PATLABOR」とコラボレートし、#98 PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHAとしてエントリー。藤田拓哉選手を中心にカナダ人ライダーのダン・クルーガー選手、及川誠人選手というラインナップ。#88 石垣島マグロレーシング・モトバムは、大木崇行選手、松川泰宏選手、五十嵐明弘選手のトリオ。DUCATI 1199Panigaleで今年もエントリーした#82 BANNER RACING H・K・Cは兼田智浩選手、団和仁選手、本田敦視選手で臨んだ。また、今年も世界耐久選手権のレギュラーである#1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM(SERT)、#111 HONDA ENDURANCE RACINGが参戦。SERTは昨年、世界耐久チャンピオンとなっており連覇を狙っている。以上がO・Zレーシングユーザーのラインナップだった。
梅雨明けで迎えたレースウイークは猛暑に見舞われた。タイヤ本数制限もあり、予選、決勝とレースの組み立てが重要となってくる。しかし決勝日は、スタート直前というところで雨が降り始めディレイとなる。ゲリラ豪雨のごとく雨は降り続き、レースは1時間5分遅れで、ようやくスタートした。
ウエットコンディションで始まったレースは、F.C.C. TSR Hondaがリードして行く。6周目には、今年の8耐で最大の話題を呼んだLegend of YOSHIMURA SUZUKI Shell ADVANCEの青木宣篤が130Rで痛恨の転倒。早くもリタイアとなってしまう。
その後、路面は乾くが、再び雨雲がやってくると、またも雨が降ってくる。ピットは、大荒れとなったが、トップを行くF.C.C. TSR Hondaは、2番手に約2周の差をつけていた。そしてレースも折り返しを過ぎたとき、再び130Rでアクシデントが起きる。何とトップを走っていたF.C.C. TSR Hondaの秋吉耕佑が転倒を喫してしまう。これで労せずにトップに立ったMuSASHi RT HARC-PRO.が2連覇を達成した。2位にYOSHIMURA SUZUKI Shell ADVANCE、3位にTeam KAGAYAMA & Verityが入った。
O・Zレーシングユーザーは、SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMが8位。PATLABOR TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHAは、序盤のマシントラブルから追い上げ17位でゴール。BANNER RACING H・K・Cは32位。予選で速さを見せていた#111 HONDA ENDURANCE RACINGだったが33位だった。石垣島マグロレーシング・モトバムもトラブルが発生してしまい55位となった。