2013 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦
AUTOPOLIS SUPER 2&4 RACE
大分県・オートポリス
6月1日(土) 雨 路面:ウエット
6月2日(日)雨 路面:ウエット
観客動員数(土・日合計):19,980人
・JSB1000クラス
TEAM:DOG FIGHT RACING YAMAHA
RIDER:#33 藤田拓哉選手
MACHINE:YAMAHA YZF-R1
予選:5番手(タイム:2分02秒566) 決勝:11位
全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦が大分県・オートポリスで開催された。第2戦に引き続き4輪のスーパーフォーミュラと併催の2&4レースとなり、路面コンディションの変化が心配されたが、それよりも天候の方の影響が大きかった。O・Zレーシングユーザーでは、今シーズンに入って成長を感じさせるDOG FIGHT RACINGの藤田拓哉選手がエントリー。事前テストから自己ベストを更新する走りを見せていた。
金曜日は、天候に恵まれ青空の下で行われたが、土曜日は天気予報通り雨となり、レインコンディションの中でノックアウト方式の公式予選が行われた。まず30分で行われたQ1では、レインコンディションのセットアップを進めながらタイムを縮めていく。セッション終盤にピットインすると、その時点で13番手と最終セッションのトップ10チャレンジに進むことができない。決してレインコンディションは、苦手ではなかったが、これには焦ったと言う。すぐにピットアウトすると渾身の力を振り絞り最後のアタックで2分04秒283をたたき出し8番手に浮上。トップ10チャレンジ進出を決めた。
続いて行われたトップ10トライアル。真っ先にコースインした加賀山選手と同じタイミングでアタックに入る。加賀山選手をピタリとマークした藤田選手は、好タイムをマーク。セッション後半は、雨が土砂降りとなり、この時点で自己最高となる5番手グリッドが決定した。
日曜日も朝から雨となったが、雨足は弱く、JSB1000クラスがスタートするころには、ほぼ止んでいた。路面は、所々乾いていたが全車レインタイヤをチョイス。タイヤマネジメントがカギを握るレースとなった。
セカンドロウ真ん中のグリッドからスタートした藤田選手は、スタート直後の混戦でポジションを落としてしまいオープニングラップを12番手で終える。そこから2周目に1台、3周目に1台をかわし10番手に上がる。レース中盤は、開幕戦に続きカワサキの渡辺選手とバトルを繰り広げるが、今回は藤田選手に軍配が上がる。そのまま10番手をキープしたいところだったがレース終盤に追い上げて来たライダーにかわされてしまい11位でゴールした。
「レース序盤にペースを上げることができずにポジションを下げてしまいました。今後の課題ですね。次回はホームコースの筑波なので、たくさん練習して攻めのレースができるように頑張ります。昨年は、57秒2まで行っているので、どこまでタイムを縮められるか楽しみです」と藤田選手。次回、6月29日(土)・30日(日)に行われる筑波ラウンドが楽しみだ。