世界最高峰のロードレース、MotoGP世界選手権シリーズのオフィシャルテストが、今年もマレーシア・セパンサーキットで始まり各チームは精力的にマシンセットに勤しんだ。
O・Zレーシングが足もとを支えるのは、CWM LCR Hondaのカル・クラッチロー選手、ジャック・ミラー選手、Estrella Galicia 0,0 Marc VDSのスコット・レディング選手というホンダのサテライトチームの3台。
クラッチロー選手は、ドゥカティから移籍し、ファクトリーオプションのHonda RC213Vを駆る。チームメイトのジャック・ミラー選手は、昨年、Moto3クラスでタイトル争いを繰り広げランキング2位。今年は、一階級特進でMotoGPクラスにデビューする。この1月に20歳になったばかりだが、早くも非凡な才能を見せている。マシンはオープンオプションのRC213V-RSとなる。そしてMotoGPクラス2年目となるレディングは、古巣に復帰しファクトリーオプションのHonda RC213Vを走らせる。
2月4日(水)から3日間行われたオフィシャルテストでは、チャンピオンのマルク・マルケス選手が、ただ一人、1分58秒台を入れる1分58秒867でトップタイム。2番手にダニ・ペドロサ選手が1分59秒006で続きレプソルホンダが1-2。3番手にドゥカティワークス入りを果たしたアンドレア・イアンノーネ選手が1分59秒388が食い込み、バレンティーノ・ロッシ選手、ホルヘ・ロレンソ選手とヤマハワークスの2台が続いた。以下、ポル・エスパルガロ選手、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手と続き、ここまで1分59秒台をマークした。
OZレーシングユーザーの最上位は、クラッチロー選手で2分00秒536をマークし11番手だった。レディング選手は2分01秒263で17番手、ミラー選手は2分01秒895で20番手となっている。
2月末に同じくマレーシア・セパンサーキットで、開幕前週にカタール・ロサイルサーキットで2度のオフィシャルテストが行われ3月29日(日)に2015年のMotoGPは開幕を迎える。